プロの料理家が選んだ!今おすすめの調理器具10選!
料理をするには調理器具が必要です。「弘法筆を選ばず」という言葉がありますが、料理は腕だけでなく、道具次第で味や見た目が大きく変わることがあります。プロであっても、目的に合わせてさまざまなものを揃えているのが当たり前のこと。便利で役に立つ調理器具を上手く使って、料理上手を目指しましょう。
毎日のご飯作りにはもちろん、ホームパーティやおもてなしにも役立つ、おすすめ調理器具をピックアップして紹介します。
河野真希
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料理家・暮らしまわりのフリーライター 河野真希
料理教室つづくらす食堂主宰。料理・洗濯・掃除・片付けなど、家事・暮らしまわり全般を請け負うフリーライター。
「包丁が苦手…」という人ほど持っていてほしい!
YAMAMOTO フードプロセッサー マスターカット
包丁を使うのが苦手だという人にフードプロセッサーをおすすめすると、「使いこなせそうにないなので…」と敬遠されることがあります。でも、包丁使いが難しい細かいみじん切りはもちろん、大根おろしやかき氷、コーヒー豆挽きなど、力が必要になる作業も簡単。面倒な調理がぐんとラクになります。
『YAMAMOTOのフードプロセッサー』をイチオシする理由は、ワークボウルがステンレスだというところにあります。ガラスに比べて、軽くて割れる心配がなく、プラスチックに比べて、においや汚れも残りにくく洗いやすい。フードプロセッサーがあれば、塊肉から挽肉を作るのも難なくできますが、その後ボウルに肉の脂がついて、なかなか落ちないことがあります。でも、ステンレスボウルなら、軽くこするだけで、ベタベタもすっきり落とせて、衛生的に使うことができますよ。
価格:15,930円
チンしただけなのに、ごちそうになる
ルクエ スチームケース レギュラーサイズ
電子レンジ調理をラクに美味しくしてくれると人気なのがシリコンスチーマー。食材を入れて、電子レンジにかけるだけで蒸し料理が仕上がります。油を使わずに調理できるので、ヘルシーなのも人気。
さまざまな商品がありますが、イチオシしたいのがシリコンスチーマー人気の火付け役ともいえる『ルクエ スチームケース』。パカッと観音開きになるフタで、完全に密閉するわけではないところが水っぽくならず、ほどよい蒸し加減を実現してくれます。
例えば、カット野菜と、鮭や鱈などの切り身のお魚を入れて、電子レンジでチン。あとはポン酢やドレッシングなどお好みのものをかければ、魚も野菜もちゃんと摂れるメインのおかずが完成。カラフルで見た目も可愛らしいので、このままテーブルに並べてもOK。洗い物が減らせるというのも便利なポイントです。
価格:3,199円
軽くて使いやすい、プラスチック製のボウル
エムテートリマツ ポリカーボネート クックボール
食材を入れておいたり、和えたり、混ぜたり、こねたりと、日々の調理に頻繁に登場する調理器具のひとつがボウルです。「ボウルなんて、どれも同じじゃない?」と思っている人も多いかもしれませんが、よく使うものだからこそ使いやすいものを選ぶと、料理の効率が上がります。
おすすめしたいボウルは「エムテートリマツ ポリカーボネート クックボール」。ポリカーボネートというプラスチックの一種で、高い耐衝撃性と透明度を持つ素材を使っています。耐熱性があるため、電子レンジでも使用可能。よくあるステンレスボウルは決して重くはないけれど、電子レンジはNGだし、耐熱性のあるガラスボウルは重くて、割れるのが心配。でも、このボウルはどちらのいいところも持っています。
プラスチックとはいえ、透明感があるため、このボウルでサラダを作って、ドレッシングで和えて、そのままテーブルに並べても大丈夫。注ぎ口がついているので、調味料を和えるなどの液体を扱うのにも向いています。
価格:486円
ちょい置き&作りおきに大活躍!
オークス パパッと揚げ物バット
私の主宰する料理教室で使用していて、「これ、いいですね!」「私もほしいです」とよく言われるのがバットです。バットというのは、角型の浅い容器のこと。飲食店などで使われるイメージがあるかもしれませんが、ご家庭用にもいくつか持っておくと便利です。
『オークス パパッと揚げ物バット』はその名前の通り、揚げ物の下ごしらえや衣つけをするのに向いているのですが、それ以外にも使い道はさまざま。
特にこの商品はフタ付きなのがポイントで、樹脂製のフタ4枚、ステンレス製のフタ1枚がセットになっています。切った食材をちょい置きしたり、余った食材や残った料理などを入れるのにもぴったり。薄型でフタがあるため、積み重ねてつかうことができ、ゴチャつきがちな冷蔵庫の中でもスッキリと収納することができます。
価格:3,231円(税込)送料無料
時短調理をしたいなら、これ!
ワンダーシェフ 圧力鍋
「便利そうだけれど、使いこなせるかな」「持ってはいるけれど、怖くて使えない」という人が多い圧力鍋。でも、これこそまさに時短調理の味方。上手く使えるようになると、毎日の料理はもちろん、豪華なおもてなし料理が短時間で作れるようになります。
おすすめは『ワンダーシェフ 圧力鍋』。圧力鍋がそれぞれメーカーごとに特徴がありますが、この商品は140kPaという高圧力なので、より短時間で調理可能。肉じゃがは加圧時間わずか30秒程度でもしっかり火が通って柔らかく、味も染みこんでいます。
「爆発したりしない?」と心配する人もいますが、最近の商品は安全に設計されており、圧がかかりすぎると自然と蒸気が抜けるようになっています。普通の鍋よりも重さがあるので、力のない女性はしっかりと両手で持ち上げられる両手鍋をおすすめします。
価格:12,148円
春夏秋冬一年中使える土鍋
スタジオエム ドゥーブ
冬の鍋料理に活躍する土鍋ですが、暖かくなってくると使われないままになっているご家庭も多いかもしれません。『スタジオエム ドゥーブ』は一年中使える土鍋です。なぜなら、空焚きすることができる土鍋だから。
一般的に土鍋は急な温度変化に弱く、直火にかけて調理する炒め物などは破損する原因となります。でも、この土鍋は長時間でなければ、中に液体を入れなくても直火にかけることができ、例えばすき焼きやシチューなど炒めてから煮込みたい料理でも作ることができます。
(出典:楽天市場)
料理した鍋ごとテーブルに出せるのは土鍋の長所のひとつ。たっぷりと料理を作ったら、鍋のままテーブルへ。あとは自分で好きな量だけよそって食べてもらえばいいので、盛りつけの手間も省けてしまいます。
ぽってりとしたアンティーク風のデザインは、和食にも洋食にもどちらにもよく合います。アクアパッツァやパエリアなど洋風の料理の調理にもおすすめで、季節を問わず活躍します。
価格:8,964円
オシャレながらも実用性の高いミニフライパン
柳宗理 アルミフライパン セラミックコーティング
柳宗理といえば、家具や食器など、特色あるデザインと機能性の高さが人気のブランドです。
その調理器具もオシャレながら、実用性が追求されたものが多いのですが、その中でもイチオシしたいのが『柳宗理 アルミフライパン セラミックコーティング』です。
18cm・20cm・25cmとサイズ展開されていますが、我が家では18cmのものを愛用しています。
アルミフライパンは軽くて扱いやすいですが、焦げつきやすいのが気になるところ。でも、この商品はセラミックでコーティングされているため、油の乗りがよく、汚れ落ちもいいのが魅力。しかも、同様の特長を持つフッ素樹脂加工よりも耐久性があります。
まん丸ではなく、横に引き伸ばされたような形状は、単なるオシャレなだけでなく、使い勝手のよさも考えられています。ここがソースなどの注ぎ口になったり、フタを使ったときには蒸気を逃したりすることもできます。
小さめのフライパンなので、我が家ではテーブルにそのままサーブされることが多いです。オープンオムレツやアヒージョなど、熱々のまま振る舞うことができます。
価格:4,563円(税込)送料無料
しっかり切れる、老舗メーカーのキッチンばさみ
ヘンケルス ケルン料理バサミ
ヘンケルスはドイツの老舗刃物メーカーで、高品質なキッチンアイテムを多く発売しています。『ヘンケルス ケルン料理バサミ』もそのひとつで、シンプルながらも、とても使いやすいキッチンばさみ。「キッチンばさみと言えば、これ!」というファンも多い商品です。錆びにくい特殊ステンレス鋼を使っており、固いカニの殻もしっかり掴んで、難なく切ることができます。
このキッチンばさみのスゴいところは、その耐久性のよさ。私は包丁とまな板を出すのが面倒なときには、キッチンばさみで何でも切ってしまうのですが、肉でも魚の骨でも遠慮なくシャキシャキ切ってしまいます。そんな使い方でもう5年以上使っていますが、錆びもせず、刃こぼれもなく、今でも買った当初の切れ味の良さを保っています。
最近は複数の機能を兼ね備えているキッチンばさみもありますが、これは切ることに特化しているところも潔くてヨシ。決して高級ではないのですが、高品質で間違いのない商品です。
価格:1,138円
小回りがよくきく便利なミニヘラ
貝印 ミニ マイティー・スパチュラ
スパチュラというのは、いわゆる「ヘラ」のこと。薄い扁平な調理器具で、クリーム状のものを混ぜたり、塗ったり、すくい取ったりするときに使います。お菓子作りをする人は、生クリームを塗ったりソースを混ぜたりするときのために、スパチュラを持っていることも多いかもしれません。でも、お菓子作りをしない人でも持っていて損がないのが『貝印 ミニ マイティー・スパチュラ』です。
(出典:楽天市場)
長さ25cm前後のものが一般的ですが、これは17cmと小ぶり。しかも、芯にステンレススチールが入っていて、その表面をシリコンで覆っているのが特長的。固いところに押しつけたときにグニャリと曲がらず、かといって素材を傷つけることがないので、安定感をもって使うことができます。
得意なのは、瓶の底に少し残ったジャムやマスタードなどをすくいたいとき。小回りがきく上に、ほどよい固さで隅までしっかりと掻き取ることができます。また、少ない量の調味料を混ぜ合わせるのにも、ちょうどいいサイズです。
価格:756円〜
力が弱くても、しっかりつぶせる
家事問屋 マッシャー
マッシャーは、茹でたじゃがいもなどを押しつぶすときに使います。ポテトサラダやカボチャサラダなどを作るときに、あると便利な調理器具です。
マッシャーにもさまざまな形がありますが、一般的なのは長い柄を手で握って押しつぶすもの。でも、『家事問屋 マッシャー』は柄が短く、手のひらで上から押しつぶすように使います。そのため、力が弱くても、上からしっかりと重さがかかって、食材がつぶれやすく、腕も疲れにくいというメリットがあります。
安定感があるので、小さなお子さんでも使いやすいので、一緒にサラダ作りをするのも楽しいかもしれませんね。
まとめ
料理好きな人はもちろんですが、料理をするのが苦手だという人にも無理なく使えて、その負担を軽くできるような調理器具をピックアップして紹介させていただきました。
自分に合った使いやすい調理器具があると、料理が楽しくなって、腕もどんどん上がります。また、実用性に加えて、気分が上がるような見た目の可愛いものやオシャレなものを取り入れると、よりキッチンに立つのが楽しくなるかもしれませんね。
便利な調理器具を使って作ることは決して“手抜き”ではありません。「これがあるから大丈夫!」と思える調理器具を揃えて、毎日のご飯作りがもっと楽しく美味しいものとなることを祈っています。