ミンネ,メルカリ店長会〜作品を見せる物撮り4つのポイント〜
昨年から高円寺「名入れ屋雑貨屋 チャージ」さんにてミンネ、メルカリ店長会が開催されています。
近年、自分の手作り作品などを簡単に販売出来るツールが増えてきました。その中でいかにアピールできるかをさまざまな出品者さんが集まり議論されています。話し合いの中で、やはり投稿する写真がかなり重要なポイント!ということで物撮り講師としてお声がけいただきました。
今回はその時のことご紹介します♪
坂田志保
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会場は高円寺「名入れ屋雑貨屋 チャージ」さん。
店長はデザイナーさん。主にバッグやTシャツ、缶バッジにその場で名入れをしてくれるお店です。
他にも、HP、名刺、チラシデザインなど気軽に相談にのってくれます。
今回お集りいただいた店長さんは5組さま。
2組さまはお子様連れでしたが店内にはKidsスペースもあり、安心してご参加いただけます。
まずはみなさんにどんなものを製作されているかを持参いただいた作品を見せながらご紹介いただきました。
参加者さま
- キャンドルの製作、販売、ワークショップをされている先生
- アクセサリー製作をされている方
- 布デコパージュをされている方
- 赤ちゃん向けのヘッドアクセサリー製作をされている方
- リカちゃん人形用のバッグを製作されている方
個性溢れる作品に、楽しくなってきます!
みなさんお仕事、子育てしながら空いた時間に製作活動をされているということで、忙しい毎日の時間の使い方も個人的には勉強になります^^
作品紹介が終わった所で、私が作成したレジュメを使って座学の時間です。
ここで、ポイントを4つに絞ってお伝えします。
座学はうれしいお茶菓子付き!お飲物とこの日の為の特製スイーツお豆腐のティラミスをいただきながら♪
美味しいスイーツは、RICO CAFEさんより。
私も講座後にいただきましたが、お豆腐のやさしい甘さが染み渡りました^^
座学の後、実践となります。
「作品を見せる物撮り4つのポイント」
ポイント1『横からの光が入る場所を探す』
写真は、光がないと撮れません。
その光は何でもいいのか。。というとそうではなく、被写体(撮りたいもの)によって適した光があります。
今回の場合物に対して横からの光です。
日中、自宅で撮影するという事を考え、物に対して窓が真横にくる場所を探します。
いいお天気で光が強すぎる時は、写真のようなレースのカーテンが光をほどよくしてくれます!
逆に、NGな光は。。真上からの光です。
カフェなどの飲食店、夜の室内では天井に照明がついています。
天井からの光→カメラ→被写体という位置関係になると、上から撮った場合、撮りたいものにカメラの影が入ってきてしまいます!
お料理を撮る時などによくある失敗例です。
解決策!!
・自宅で撮る場合→まず部屋の照明をすべて消す!
曇りの日などはちょっと暗いかなと思うかもしれませんが、大丈夫です!!
室内が暗くなった分、窓からの光が明るく感じます。
夕方よりは日の高い時間がベスト。
・飲食店で撮りたい場合→日中に窓際の席を確保!
さすがにお店の照明は消してもらえないので、自然光が入る窓際の席がおススメです。
お天気の良い日中の光は照明より明るい場合が多いので、照明があまり影響してこないです。
これで撮る場所が決まりましたね♪
ポイント2『一番のアングルをみつけてあげる』
場所が決まれば、置いてみましょう。
ここでポイントになってくることは、物は人や動物とは違い、勝手に動くことは無いということです。
なので、物が一番キレイに、かわいく、かっこよく見える角度や置き方をみつけてあげることがとても大事です!
上からなのか、正面からなのか、斜めがいいのか、立てるのか寝かすなか。。まずは観察しましょう!
例:お皿(私が以前に撮影したものです)
かわいいお顔の入ったお皿です。
まずはシンプルに置いてみます。
お顔が見えるように上から。
1枚より、2枚並べるとおしゃべりしているようです^^
↓
お皿の作家さんがお揃いのクッキーを焼いてきていたので盛ってみます。
少しアングルを下げてお皿の厚みを少し見せるのもいいですね。
↓
そしてやはり、お皿の顔を見せたいのでクッキーは外に。
1つの物でもいろいろと撮ってみることで一番が見つかります!
もちろん、1番が2パターンあってもいいです。
用途によって、写真を使い分けもできます。
ポイント3『小物、背景を選ぶ』
写真は選ぶことの連続だなぁと思いますね!
物のアングルが決まれば、それに合わせる小物、背景を気にするとさらによくなります。
選ぶ時には、まずイメージ、テーマを決めます。
さらにそこに季節感が入ってくるとなお、固まってきます。
かわいい。。にもいろいろありますよね。
大人向けのアクセと、赤ちゃん向けのヘッドアクセでは同じかわいいではないですよね。
背景も小物もあくまでも引き立て役なので、主役の邪魔をしない色味、柄を選びましょう。
小物は関連性のあるものを選ぶことも大事です。
「迷った時のポイント!」
・写真全体としての色味を3色に押さえる!
主役、背景、小物で使う色味を3色にすると、まとまりやすいです。
1度お試しを^^
(写真)背景のテーブル、お皿、パン(ピオーネカンパーニュ)なのでピオーネでポイントを。
ポイント4『使用感、想像させる』
心をこめて作った作品が誰かの目にとまり、使っていただけるととてもうれしいですよね。
ミンネ、メルカリなどのネット販売だと、商品を手にせず、写真の印象で購入を決めることが多いと思います。
そこで、使っていることを想像できるような写真があるとイメージがつきやすいですよね。
私はバッグ通販サイトの撮影をお仕事でさせてもらってるのですが、そのサイトでもやはりモデルさんが持っている物や色から売れるそうです!
(写真)親子リュック (株)アンビリオン
実践
ポイントをお伝えした後はいよいよ実践です!
この日はカメラではなく、スマホで!普段使い慣れているものが一番です^^
背景は白でシンプルに。
会場となったチャージさんの店内で自然光を使って撮るには。。まずは、場所を探します。
お天気が良かったので窓が横になるスペースにテーブルをセッティングし、白い背景紙を敷きました。
そして、ポイント1の店内の照明を消す!すると店内はかなり暗くなってしまいました。
みなさん、「こんな暗くて撮れるんですか??」と不安そうでした。
大丈夫です!!
お1人ずつ作品を撮ってみました。
ここで、実践の中での撮影必須アイテムの登場です。それはレフ板!
みなさん、名前は聞いたことあるけど、実際使ったことは無いとのこと。
サイドからの光の場合、光→物→とくると必ず影が出来ます。
レフ板はその影を光を返すことで薄くしてくれます。
影が濃いと強い印象の写真になります。今回はかわいいものが多かったのでレフ板を使いました。
作品のご紹介
手作りアクセサリー kicca(キッカ)さん
コロンとした大振りのアクセがファッションのポイントになりそうです^^
色味もとても爽やかで好みでした!
まっすぐ並べるより、少し動きをつけてみました。
事前に用意したドライフラワーを合わせました。
デコパージュ作家さん
こちらはお薬手帳!いつも忘れがちなお薬手帳ですが、自分好みだと忘れませんね!!
モノクロの主役を邪魔しないように、白い小物を合わせました。
あれば、実際のお薬手帳を添えると、使用感がでますね。
ハンドメイド工房 ふわりさん
こちらはベビー向けのパッチンどめ。
白とネイビーでちょっとおでかけや、結婚式にもに使えそう!
同色の小物を合わせました。
機会あればモデルさんにつけてもらうと、サイズ感がよくわかりますね♪
キャンドルアトリエヴェールさん
こちらはキャンドルサシェ。やさしい色と香りにとても癒されます^^
普段、置いて撮ることが多いとのこと。実際使う時は吊るして使うとおっしゃっていたので
今回は吊るしてみました。壁や、窓辺でためしてみるのもいいですね♪
リカちゃん人形用のバッグ作家さん
普段から、背景にもこだわり撮影しているそうです。
リカちゃんがつけている使用感、サイズ感と、ファッションとのコーディネートが大事ですね!
バッグがよく見える角度を探します!
私が知っているリカちゃんとは違い、すごくおしゃれでかわいくて驚きました^^
講座を終えて
- とにかく室内を明るくしないといけないと思っていました!
- 物の合わせ方が楽しいです!
- 色はたくさん使いすぎて、ごちゃごちゃしがちでしたが、3色を試してみます!
- 家で、早く試したくなりました。
いろいろな感想をいただきました^^
少しの時間内での講座でしたが、何か1つでも今後の活動のお役に立てば私はとてもうれしいです♪
今回こういった機会をいただけて、みなさんの製作意欲や、個性的な作品に私も刺激を受けました!
ご参加いただいたみなさま、チャージ、リリー店長ありがとうございました!
次回が楽しみです!
高円寺名入れ雑貨屋チャージさん
■ 住所
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4丁目21−2スノーポート山崎1F
■ 営業時間
定休日 : 土・日・祝日
営業時間 : 11:00−18:00
電話 & FAX : 03-6794-8229